マジカルアトモスフィアーとUX(ユーザエクスペリエンス)

奇術業界におけるマジカルアトモスフィアーって、IT業界におけるUX(ユーザエクスペリエンス)に相当する概念な気がする、というツイートをして、奇術業界とIT業界の両方のバックグラウンドというかリテラシーを持つ友人から反応もらって、それに対する意見を述べあったりで有意義な会話ができた気がするので、せっかくなのでまとめとこう。

■マジカルアトモスフィアーとユーザエクスペリエンスが似てるとは?
あくまでも観念的なレイヤーで似てるという認識。
あと、IT業界が奇術業界に近づくわけでも、奇術業界にIT業界の知見が入ってきたとかではまったくなく、それぞれの業界で大事という認識は業界の人の多くが持っているけど、きちんと議論されてこなかったということもあって、その点でも類似性を感じている。


■類似性の事例
とかつぶやいてもわかりづらいので、事例を一つ。

分かりにくい(使いづらい)製品を作って取扱説明書(分厚くて読む気が起こらない)でごまかす開発者と、分かりにくい(何度の高い技法の成功重視で不思議さ二の次な)ネタを演じて無駄に長い説明で現象の理解を客に求める演者

自分としてもきっちり理解しきれていない(消化不良)けど、事例を挙げるなら上記のような感じかな、と。
何となくではあるけども、what(何が問題か)がわかった気がするので、
次はhow(問題解決/開発や演技にどう応用するか)かなぁと思うなど。

なお、マジカルアトモスフィアー自体については
友人のtozakip氏がアスカニオ氏の名著の該当個所を音読してくれてます(許可はとってるとのこと)
http://tozablo.blogspot.jp/2012/10/vol.html
26分35秒の動画。興味ある方はご視聴を。