「マイム表現を使った、パフォーマーにとっての身体と演技」振り返り

先日、↓を受講してきますた

マイム表現を使った、パフォーマーにとっての身体と演技

んで、感想をつぶやいたところ、一部の方にリツイートやお気に入り登録をされていたので、
備忘録として、受講後の自分のつぶやきのコピペとプラスアルファの感想を追記。

twitter
まとまってないけど、本日の里さんレクチャー振り返り。「腰をおとして等速で動く」→マイム的な動きは参考になった

「少ない動きでコミュニケーション」→動きを絞り(無駄な動作はカット)、客とコミュニケーションする。視線などの理由。よく言われることではあるが、やってみると結構できてないと痛感

「ルーティンを点で組み立てる」白→赤のカラチェンはよくあるが、"赤に変化する"という現象が起こることで、どーいう空間になるのか(空間がどのように変化するのか)。それを点でとらえる。また、点で切り分ける(セグメンテーション?)ことは目的ではない

ある点からある点への"面白い切り替え"とか、それらの切り替えを"どの程度まで面白くするか"を考えるのが大事

一連の演技の中で、ルール(設定したキャラとか世界観?)が変わるときある。何をすればルールを変えてもOKなのか。それを考える

以上、振り返り終わり。なお、僕なりの解釈が入ってるので、レクチャーの内容をきちんと反映した内容かは非常に怪しいです(^_^;)

■その他感想
自分的には、現象やルーティン構成の見方というかメタな捉え方について、
気づきをもらえたのが大きかった。
こーいう視点で、自分のペットトリックを見直してみようかなと。

なお、演技譜については時間の関係で深くはできなかったので、
次回はその辺を掘り下げてもらえると嬉しいなっと。

以上。

シルク・エロワーズ「iD」観てきた

記憶が完全に飛ぶ前に、3/20に観てきたシルク・エロワーズの公演「iD」の振り返り。

■「iD」とは
シルク・エロワーズ(シルクドソレイユから分離独立!?)の公演で、東京公演は水道橋のTokyo Dome City Hallにて実施。
ツアーで、日本では他に関西とかでもやってた。
詳細は↓参照。
ididid.jp

■気づき事項
<世界観>
 アメリカ映画に出てくるダウンタウンというかスラム街みたいなとこで生活する若者の日常みたいな感じ。

<演出(ショーの流れ)>  
クラウンはなし。
一人で複数演目を演じ、少数精鋭で作ってる舞台かな。
あと、プロジェクション・マッピングすげぇ。
次のアクトへのつなぎがスムーズで、これは暗転が少ないことにつながったんじゃないだろうか。

<収益>
映像と舞台上の道具含めて手作り感はあるけど、材料費や輸送費はかなり安くおさまってるのでは?
#ハードは最小限で残りはソフトウェアで舞台を設営という印象。
あと、演者とスタッフ最小限なので人件費も抑えられてると思われ。

<進行>
シルクのショーが初の人は、休憩時間の長さにびっくりするかもしれない。
2部の準備はおそらく10〜15分で済むと思われ。
物品の販売・観客数とトイレの数などもあるだろうが、演者の休憩というのもあるかもしれない。(一人が舞台に出てる時間が長いので)
あと、演技の一貫として使った道具の片付けやら次のアクトの準備をしている点は少人数で舞台進行する上では参考になった。

■まとめ
ハード(舞台上での大道具)は最小限(ただしプロジェクタや照明は自力持ち込み)にして、残りはソフトウェアで舞台を設営という印象。各種コストを抑え、さらに複数演目ができる演者を揃えた点は収益の点で注目。
あと、ダンスを徹底した感じ。動きだけじゃなく、舞台上のどこにいるかも含めてしっかりと計算して動いている印象を受けた。
そして、このような舞台制作が可能になったのはプロジェクション・マッピングのノウハウをフル活用できたのは大きいと思う。暗転が少なく感じたのもでかい。
色々な観点で勉強になり、またショー自体も楽しくて素晴らしいショーでした。

■その他
以下はすごくダラダラな記述。  ※ネタバレあり。重複あり。

<記憶を頼りに(たぶん時系列で)雑記的に記述>
開演前のBGMは道路を走る車の音やパトーカーのサイレン。
そして若者の叫び声?で照明フェードアウトからショーがスタート。
男女の戯れ合い?がアクトになってる。
この辺から使用してたプロジェクションマッピングが素晴らしい。
ローラースケートと自転車のアクトはチーマー同士の喧嘩?からダンスに。
客席から人をステージに呼び、自転車のアクトで手伝ってもらう。スリルあってgood
夜中で虫の鳴き声?をBGMに男女でブレイクダンス
工事現場(背景はプロジェクションマッピング。これが超面白い)
バウンスのアクトで演者を板?で囲むところも面白い。
工事現場という設定であるため、次のアクトの準備(運び出し)がショーの一部になってるところは興味深い。ロープを演者や回収する道具につけるとことか。
わっかくぐる(暗転しない)
チーマーの喧嘩→なわとび→むち→ダブルダッチで一部終了。大体40分ぐらい。
ここで30分の休憩が入る。
二部は一部と同様に雑踏のBGMから照明フェードアウトでスタート。
スラム街での日常?→イスでのバランス。わざと揺らすのはおそらく演出。
最後はイスをメンバでパスし合ってるんだけど、これは片付けも兼ねていてなるほどと思った。
フラフープの演技。時計の映像はすごく綺麗。
シル・ホイールでは映像(というかプロジェクション・マッピング)が綺麗。トランス系の曲(onokenさんのvijoreとか)と合わせるといい感じの映像。
プロジェクション・マッピングでは、舞台中央に吸い込まれるみたいな映像があって、それと演技の連携がタイミングもばっちりで面白かった。
トランポリンもよかった。あのセットの中だと余計にすごく感じるかも。
ラストの挨拶を見る限り、演者は全部で16名。一人で3〜4演目はやってる計算。
他に2名いたけど、おそらくステージハンズ?

<当日の自分のTwitterまとめ> ※言いたいことのエッセンスはこっちにあるかもw
前半は40分ぐらい。んで今は30分の休憩。この30分というものは観劇に慣れてない人は面食らうかもね。。。レジデントショーでない以上、進行の都合で休憩は必要だけど15分もあれば足りる気はする。グッズ販売もあるけど、最大の理由はトイレの数かしら

とりあえず、公式プログラム(パンフレット)とクリアファイル(2種類)を購入。しかし、CDは売り切れとのこと。。。うーん、残念。東京以外の公演を観劇予定の方で、代わりに購入してくれる方はいませんかね(爆)

観劇だん。素晴らしかった。映像と照明の使い方はすごく勉強になった。いや、むしろプロジェクション・マッピングが舞台演出において強力な道具と痛感できたかな。結果的に、暗転が少なかった(or少ないように感じた)と思う。

そーいや、この公演でクラウン的な役がいなかったかも。(もしくは開演ギリギリで見逃しただけ?) あ、あと、観劇中の注意事項のアナウンスが日本語&英語だったのを除けば、ショー自体には特定の言語によるセリフはなかったはず。完全なノンバーバル・パフォーマンスかもしれない。

そして、一番驚いたのは演者の少なさ。全部で16名。休憩時間を引くとショー自体は90分(運び出しのための暗転時間はすごく短い≒無駄が少ない!?)で、複数の演目を融合させたアクトが観られるわけだが、同じ演者が何度も登場してる(ていうか、ほぼ全員!?) 一人の演者が複数演目をやってる

ほとんどの演者が複数の演目を行う。そしてダンスは全員必修な感じ。少数精鋭なのかも。あと、ショーで使った道具はトランポリンと、それが組み込まれたセット以外は大抵の劇場にあるもの。ハイスペックなプロジェクタは自分達で持ち込んだと思われ。

舞台のセットは最低限で残りは映像と照明のフル活用(というかプロジェクション・マッピング)。ハードは最小限で残りはソフトウェアで舞台を設営という点ではクラウド・コンピューティングみたいだなw

でも、ハードは最小限ってのは運送費や組み立てのコスト削減でもある。それに加えて演者は少数精鋭。これ、利益率高いのでは?だからこそ、シルクドソレイユの平均的な舞台に比べるとだいぶ安い値段でもショービジネスとして成立してるのだろうか。。。 (ま、僕の憶測に過ぎませんが)

舞台製作もクラウドの時代ですね(ぇ

情報理論やりなおし勉強会

あまり整理できてないけど、本日の情報理論やりなおし勉強会の振り返り。
http://atnd.org/events/37702


■1.1 情報とは何だろう?
情報科学および情報理論広辞苑における定義

シャノンの情報の定義=確率概念の利用

情報の価値は受け手を取り巻く環境によって異なる。

情報の価値は左右される

状況の応じて条件付けて事象の価値を数量化しなければならない

条件付確率を用いる!!

■1.2 学習とは何だろう?
学習の広辞苑における定義

多くのデータを例として与えて、そのデータの中に潜む数学的な構造を
機械に推論させて、それに基づいて機械の動作を最適化していくこと

機械学習の手続き
 モデルの作成(数学的な構造の発見&数学的な記述を与える)
 モデルの利用(抽出した構造に基づいて記録・予測・判別などの処理を行う)
#ここでの記録とは、大量にくる情報の特徴を抽出して採取すること??
 前処理とかフィルタのこと??
いずれも確率モデルが用いられることが多い

入力と出力が微妙に異なる・入力と異なる入力が異なる、という問題あり。

微妙なゆらぎ(曖昧さ)を柔軟に記述する方法の一つが確率モデルである
(そしてこれは統計学情報理論と深く関連する)

■1.3 確率変数としての情報の記述
確率変数=確率空間上の関数
※正確には「根元事象を実数値にマッピングする関数=確率変数」

もとの確率空間で定義された確率分布ではなく、
確率変数の従う確率分布を直接用いることで
確率変数に絡む色々な量(事象の原因となるω)を考える

※一様分布は付録A参照。

■1.4 確率モデルのいろいろ
パラメトリックモデル
 平均と分散を決めて、分布の形を特定する
 #真(True)なモデルがあるという前提??
ノンパラメトリックモデル
 補助変数による縮約は行わずに、もっているデータをできるだけそのまま使うことを前提しているモデル
 今までにない新しい点の性質を過去に得られたデータから探す&重み付けで近似するという考え方
※どちらも一長一短あり。

入力xに対して出力Yを求める判別問題=入力xが与えられたもとで、最大の生起確率を持つY^を求める問題
と考える

データの量が少ない場合はノンパラ
→とりあえず計算(オンライン学習?)とかするのがいいよ、ということ?
 類似度とかに着目でごりごり計算
 パラメトリックなアプローチは平均と分散。しかしこれらはまとまった量がないとだめ。
 #厳密には「漸近理論ではある程度のデータ量がないとダメ」なことに由来する!?

Q.縮約って何?→データの次元を下げる?(パラメタ化で次元さげる)
従来のようにデータを確率空間にマッピングする、というアプローチをとらないのがノンパラである

■2.1 情報源
・記憶のない情報源
 確率の積

・記憶のある情報源
 条件付き確率の積

■2.2 通信路
通信路=雑音を考慮した情報の伝達モデル
(ex.確率pで情報が反転して伝達される)
・記憶のない通信路
 条件付確率が時間によらず一定
・記憶のある通信路
 ある時間帯に固まって雑音がのるような状況(バースト誤り)をモデル化
 (ex.トラフィック増大する時間帯とか??)
 →一種の隠れマルコフモデルであるGilbertモデル

■2.3 符号化
符号化=情報源から得られた文字列を別の文字列に置き換えること
復号化=置き換えられた文字列からもとの文字列に戻すこと

情報源とそれを置き換えた文字列の対応については以下の3つの考えがある
 すべての符号語を用いた一対一対応
 一部の符号語を用いた一対一対応
 多対一対応


沢山出るものは0で表現するというアプローチ→ハフマン符号
PNGは可逆圧縮なのでいい
JPEGは不可逆圧縮(写真を小さくするとかはいいけど、あとで戻すのよくない画質が悪くなる)
※現場ではPNGならそれでもらえばいいけど、
 JPEGだと本番サイズでもらわないとダメだったりする。

■次回について
2.4(情報量)と3章。(時間余れば4章も少しやるかも!?)
4/6(土)AMあるいは4/14(日)AMで
時間は10:00〜13:00 or 10:00〜14:00で検討中。
(どちらの時間になるかは会場の状況から判断)

個人が頑張ることと個人に求めるのは無理なこと

先週の日曜に学マ研の飲み会に誘って頂けたので参加してきた。(まあ、現役は2人だけでほとんどOBでしたが)
んで、思うところがあったので記事にまとめてみる。
#読み返したら、雑記的すぎて全然整理されてませんが(汗)

■学マ研飲み会の感想
一言でいえば、参加メンバと舞台関連の色々な話(組織の話やショービジネス的な話)ができたので、有意義かつ楽しかった。

■生じた疑問
酒の席で色々とお話したことやその過程で生じた疑問は以下。

1.演者が頑張るべきことと、そもそも演者が頑張るのが不可能なこと(ex.組織の問題、構造の問題、一般の認識の問題etc)の境界が曖昧。
演者にそれを求める(無理強いしてる)ように見えてしまう。

2.コンテスト用手順(世界で認められた手順)と営業手順(コンテスト成績と関係ない手順。フランチャイズ化)が別になっていることが問題。
#優れた研究者/技術者に管理業務や事務作業ばっかりやらせる日本企業の問題が一瞬、頭に浮かんでしまった。似てる気がしなくもない^^;

3.アマチュア運営のイベントの面倒くささ
議題になった某イベントの運営での演者(アマチュア)への扱いに、「彼らは好きでやっている」とか「彼らはできるから」とかでぞんざいな扱いするってのがありました。
IT業界における、OSS技術者への扱いに似てるかも。
Rubyのパパ(Matz氏)は以前に「(無料で講演を頼まれたことに対して)Rubyが無料だからといって私まで無料だと思われては困る」というつぶやき(苦言?)をしていた。
 他にも、某ギークの人が「休日にOSSとか作るなら、うちの**システムを(無料で)作ってよ」みたいなコメントに苦笑いなつぶやきもしてたな。

ついでに、議題になったイベントでのトラブルの原因を作った方がどーいう人かはよくわからないけど、問題になった言動・行動を聞いていると、どーううロジックで動く人なんだろぅ。。。
話を聞く限り、アマチュアをいいように利用して利益を搾取〜みたいな人ではなさそうではある。
でも、だとしたら、(言葉は悪いが)お花畑の人なんだろうか、などと邪推してしまう。。。
#やり逃げのイベントらしいので、今後のために本件の問題点を追求する意義があるかもわからんけど。

しかし、話題になった方の行動原理がわからん以上、別のイベントで同じようなトラブルが発生するリスクは残ったままなんだよなぁ。
#ドライな言い方をしちゃうと「ま、アマチュアが趣味でやってるイベントですからね」で片付けることもできるのかもしれない。
 (今回みたいに?)酒の席で愚痴とか本音をぶちまけてもらって、「それは大変でしたね〜」とか話を聞くことで、割を食った方々の溜飲が下がればそれでよい、という考えだってでき・・・いや、できないよな。
うん、あれだ。こーいう時に、金の問題で片付けられない(金の問題に帰着できない)のが、アマチュアの面倒くささなんだろうなぁ。

まあ、プロの方はプロの方で色々と足元を見られたりとか、大変なこと沢山なんだけど。
あ、でも、今回のイベントって動いてる金額を聞くと、アマチュア運営のイベントでありがちなトラブルの一つ、で済ませていいのか疑問がわくなぁ。

■日本文化が組織に与えている影響??
僕は日本文化に対して天の邪鬼な理解をしてるわけですが、そーいう歪んだ性格ゆえに、本件では以下のように感じました。悪意は御座いません。

1.「何を言ったか」よりも「誰が言ったか」が重要なのが日本である
 よく言われることではあるが、参加していた某プロの方の奇術界隈の某協会での立ち位置?の話とか聞いてたら思いだしましたw

2.「何を演じるか」よりも「誰が演じるか」が重要なのが日本(の客)である?
このように感じた理由を説明する前に、以下の記事を読んで頂けると理解が進むかなと。(奇術とは関係ないですが、良い記事です)

日本でソフトウェアエンジニアが高く評価されない理由(かもしれない)
http://j.ktamura.com/archives/1375

よーするに、高卒の凄腕プログラマーにチャンスを与えずに、高学歴のプログラミング初心者に手ほどきするのが日本のやり方ですよ、と。これは荒唐無稽であるし、企業の競争力維持を考えればよくない(健全な市場ではない)ことです。そしてこの場合、問題なのはそのような採用方法をとる企業であり、学歴がないこと(高卒が悪い)ではないはず。

(前フリ長くなりましたが)上記のことを日本におけるショービジネス(奇術)に当てはめると、以下のようになるんではないかなと。

「色々な現場を渡り歩いた凄腕マジシャンに仕事を与えるのではなく、コンテスト入賞はしてるが現場経験の浅いマジシャンに仕事を与える」のが日本の(顧客の)やり方。

でもこれは、仕事依頼する顧客の問題ではない?
判断材料がないから(適切なアピールをマジシャンができてないから?)受賞歴を見るしかない?

本日の記事のタイトルを思いついたのも、この辺を考えて頭がこんがらがったんですよ。

受賞歴を見て仕事をくれる人に、受賞した演技とは別物を疲労する演者の問題なのか?
それとも、コンテストが現場と乖離しすぎていることが問題なのか?
仮に後者なら、組織の問題?奇術業界のトップの(奇術という文化振興のための)舵取りの問題?
→なお、この辺の会話を以前にtozakipと対談した時に少しだけ触れたつもりだけど、仕事のとり方という点では演者が工夫すべき問題と言えるのかもしれない。(演者が営業用ネタをHPに紹介(含 youtubeなどWebサービスの利用)すべし??)

■その他
某プロの方の「ひさびさにマジックの話したわー」という発言を聞いた時に、
日本企業に勤める優秀な技術者が昇進して管理職になった結果、ドキュメント職人の毎日になってしまい、勉強会やセミナなどの場でディープな会話して「ひさびさに技術の話したわ。超楽しい」という内容の発言する光景が脳裏に浮かんでしまったのはなぜだろう^^;

あと、(Twitterでもつぶやいたけど)そのプロの方に「演劇の世界では演者と舞台監督で棲み分けができてるけど奇術の世界では棲み分けられてない」と言ったら「そもそも舞台監督になれるような人材がいない」という意見をもらえたのもでかい。


■まとめ?
ひさびさに投稿したら、論点が定まってない記事で失礼しました。
明確な境界線を引くこととか、責任の所在を明確化することとか、妙に日本企業の仕事の仕方みたい(縦割り・セクショナリズム)だし、そもそも明確にすること自体があまり効果的ではない(全体最適ではなく局所最適になってる)とか、自己満足に過ぎないという意見も一理あると思ってます。

まあ、でも、何か思うことなどありましたら、コメント頂ければ幸いです。
コメントが面倒なら、オフラインでお会いした時に声をかけて頂ければ嬉しいです。

「TMSの集い」第六回

遅れましたがに第6回TMSの集い(2013/1/19)ついて更新。

主催者(tozakip)のブログ(http://tozablo.blogspot.jp/)にもそのうち記事がアップされるとは思いますが、以下は聴衆としてのメモというか、当日の内容の記録?(主催のtozakipとゲストのそぉてんさんのやりとり)のようなものと僕の感想。
(矢印(→)とか#以降の記載が僕のコメントです。例のごとく、あまり整理されてませんが^^;)

■対談withそぉてんさん
ニコ生チャンネルと同時放送

そぉてんさん→ニコ生の最大派閥w

ニコ生は5年前の12月サービスイン。(2008/12末)
2009/4ぐらいその時とほぼ同時並行でニコ生はじめた。

テトリス実況のためにニコ生はじめた。
3日後ぐらいに手品をニコ生で手品の配信をはじめたw
手品をニコ生でやってるのはじょもさん?とそぉてんさんのみ。
途中からリョウさんも。今は全部で200人ぐらい(かなりの派閥)

・ニコ生配信ゆえに見せ方は変わる?
 大きい違いは角度
 カメラは固定。演技ではそれを利用した方法を利用。
 演技はコメントと自分、になるので演技の幅が狭くなる→メンタルマジックは難しい
 サロンマジックは受けない(全然ダメだった)
 ニコ生はコメントありき(コメントとの対応でリスナーと盛り上がる)
 サロンはコメント見られないので、すげぇ!で終わってしまう。双方向性がないのがだめ。
 →双方向性=ライブ感ってことでは?

・放送頻度は?
 週に1〜2回。週末。
 平均して120〜150人ぐらい見てくれてる。
 ※この話してる時はリアルタイムで74人みてるw

・最近のニコ生について
 最近は自分の入ってるコミュニティの放送しかみない人ふえてるので
 自分で動画を探してみる人は減っている
 番組自体は6000ある。なので、所見でくる

・手品は見るより演じるのが楽しいのでは?(だから見る人減ってるのでは?)
 そうではない。
 演じるまでのハードルがある。

・自分で発信する人が増えることで見る人が減るのでは?
 それはない。
 →同意。発信する人は見る人でもある。手品業界でマジシャンは客でもあるし。

・生放送はみるけどタイムシフトでみる人は少ない文化なのでは?
 生放送後に見る人はプラス30人ぐらいであって、倍になることはない、
 タイムシフトではコメント打てないから、生以外で見ないのでは?
 TMSはあとでアップして見る人がすごく増えてるけど、ニコ生はそうじゃない。

・Ustとニコ生の文化の差
 TMSは1h〜1.5hやっちゃうけどニコ生は30分と決まっている。
 でも、コミュニティ多い人は30分の枠をしっかり考えている!!
 →この辺は"やってみた"に関する突っ込みが厳しくなったのに似てるかも
  最近はしっかりと作り込んだ動画コンテンツは賞賛され、
  そうじゃないコンテンツはdisられてるイメージだなぁ。

・そぉてんさんのニコ生の手品クラスタで人を集めてるがその理由は?
 一番早くからやってる&続けてるからだと思う。
 そぉてんさんは手品以外に「ゲーム・歌・絵・とつまつ・料理・DJ・外配信・しゃさい放送?」も
 やっていることもある

・なぜ続ける?モチベすごい
 面倒に感じるときもあるが、義務感を持ってない人は閲覧数が伸びない。
 リスナーを楽しませようという義務感をもたないとダメ。
 リスナーを楽しませる=自分も楽しい、になっている。(ただし、金は発生していないw)
 大道芸人みたいなものである

・メリットは?(ニコ生自体のメリット&見る人が増えることのメリット)
 どうニコ生を使うかでメリット/デメリットが変わる
 テレビ番組の司会者になった人もいる(使い方次第)

・何を目指してる?
 とくにないが、物事の企画がすごい
 狙ってるわけではなく、付随したメリット

・昔はテキストサイト(ex.侍魂)が流行ってたが勘違いいた
 人が増えると勘違いする人(プチ芸能人状態)はニコ生にもいた。
 でも、そぉてんさんはしてない。
 そもそもニコ生放送なんて小さいコミュニティであってテレビの芸能人とは違う。
 取り巻き?の人がいることはうまく利用できそう(by tozakip)

・オフ会やる?
 やってない。
 集まってワイワイ交流してカラオケして解散、はやりたくない。
 そぉてんさんの中でのオフ会=交流してプラスアルファでの何かをやりたい
 <実際にやったこと>
  某タジマジック師匠を呼んだ&皆で師匠の演技をみた(50人集まった)
  皆で横浜大道芸を見に行った
  面罵で集まることはあるが、オフ会ではなく友達同士で集まってる感じ

・メンバは固定化してる?
 固定化してる。

〜〜〜〜〜〜ここでPC入れ替え&ジャパンカップの宣伝〜〜〜〜〜〜
・マジッククラブやコンベンションでもリアルでの結びつきが薄くなってると感じる。それで参加者も減ってるのでは?
 宣伝が下手なだけである。
 客の8割がマジシャン(含 アマチュア)で一般客がいないのに違和感。
〜〜〜〜〜〜ここでトラブル対応&だいすけさんライブ宣伝〜〜〜〜〜〜
 だがこれは、マジックが本来ある姿ではない。
 マジックの大会の宣伝が一般に伝わらないとダメ。
 でもほとんどのマジシャンは自分のHPに載せてるだけ。
 でもこれじゃ一般の人が来るわけがない。

・マジシャンしかいないことはよくあるが(一般呼ぶのは)無理では?
 できると思っている

・今のままじゃ無理。金額が一番の問題では?
 そう思う。
 関内のマジックバーは5000円だが、これって一般の人が入る金額ではない。
 ※なお、tozakipは単価は下がると思っているとのこと。

 ウ○ザード・○ンは月一の大会を一般公開していて、出演者がお金を払っている。
 ここはウ○ザード・○ンのいいところ。
 中学生の小遣いで入れる金額というのは重要。
 tozakipはコミケぐらいの感覚でいけるようにしたいとのこと。

 大道芸は気に入った人が金を払うシステム。それこそが理想。

・FISMはマジックのオリンピックなのに2000〜3000人しかない
 FISM自体の参加費は実質は5〜6万(ヨーロッパ開催で飛行機代あるから高い)
 でもこれは、一般の人には高い

・一般の人を捨ててもいいからアマチュアマジシャンを1000万人にすればいい
 一般の人にはわざわざ手品を見るという感覚がないのでは?
 メインカルチャーではないのでは?

 一般のエンタメとしては最下部だと思う(そぉてんさん)

・手品は見たいより演じたい人が多いのでは?
 飲み屋で見せても「面白い」より「面白かった。何か教えて」が多い。
 だからこそ演じる人を増やしたほうが早いのでは?

・だからこそ、手品講座をやってるそぉてんさんのやり方はいいと思う。
 そぉてんさんはマジック界の入り口になって、ニコ生界でマジックを認知してもらいたい
 他のコミュニティが自分を踏み台に大きくなってほしい

・その気になれば1〜2年で一生困らないぐらいの手品が覚えられる
 でも覚えた後は稼ぐしかない。趣味の人の楽しみ方のゴールができてないのは問題だと思ってる。

 そぉてんさんのマジックの楽しみ方は「マジックはそこまで真剣にやるものではない」
 1個か2個演じられれば、それでいいのではないかと思っている。

・大衆文化としての手品のあり方として、そぉてんさんのやり方はいいと思う
 (もらえるものはもらうけど)楽しくやってる

ネタもの買ってるだけのサラリーマンをないがしろにしてきたのが手品業界である(プロorマニア用)

・今後、ウェブ上で生放送をしていく人は増えるのでは?
 限界にきてる感じなので、劇的に増えるとは思わない。
 今、生放送やってる人の7割は馴れ合いたいだけ。
 雑談枠・ゲーム枠とかメインで何かやりたいわけではない、つまり表現したいものはない。
 チャットルームになっているのが実情。
 それにニーズはあるわけだが、そーいう人は淘汰されていくのではないかと思っている。

・ニコ生で手品といえばこの人、になってる?
 実際そうなってる。 ※二代巨頭

・プロの人いる?
 マギー幸人がいるw
 魔二さん?
 バディーさん
 マンボウさん?
 でも、演じてるマジックは皆、一緒であるのがよくない!!

・でも↑のような現象はニコ生に限らずそうなっている(マジシャンのフランチャイズ化)
 テンプレ通りが多すぎる。
 Dan&Daveの**を皆がやるけど、消し方がみんな一緒である。
 ここに違和感あり。
 トライアンフやるなら、一回ほんとに混ぜちゃえばいい。
 そーいう気遣い?ができてないマジシャンが多すぎるのが問題。

・各自が自由に演じてるわけではない?
 どこの放送も変わり映えない。

・ニコ生の手品は面白くない?
 面白い人が少ない。

・でも、それってチャンスでは?
 他人と違うことできるのはあり。
 PCでリアルタイム合成で〜とかやってる。他と差別化のためにやってる。
〜〜〜〜〜〜ここで切り替え&イベント宣伝〜〜〜〜〜〜
・他のイベントに呼ばれたりは?(この前、ニコラジに出演)
 たまーにある程度。
 運営から声かかったりとかはない。

・対談とかやったりする?
 昔やってたけど、最近はやってない。

・僕これからどうすればいい?
 インターネットとテレビの違いは「リアルタイムに受け答えできること」である。
 これをいかに使うかだと思う->tozakipはこれからコメントを拾いますw
 見てる人がコメントして返ってこないとダメ。
 それが録画でいいや、と生がいい、の違い。
 TMSは生で観覧席が埋まってほしいと思ってるw
 でもそれやるなら、対談の前後にショーをやるべきかと(byそぉてんさん)

※「2人は今後、ニコ生でどうしたい?」というコメントあり

・ニコ生やる人に女性マジシャンいる?
 六本木でやってるプロマジシャンの方とアマチュアの人×3ぐらい。
 (マジシャン以外だと静止画で何か(ex.風景写真)を出して馴れ合い?してる女性とかはいる。)

・ニコ生は女性のほうが人を集めやすい?
 関係ない。
 どの放送でも男性より女性のほうが見られやすいけど、
 コミュニティに入るか否かでは男女は関係ない。
 あと、ニコ生のコミュニティ参加者のレベルが低いこと多い
※配信できるのはプレミアム会員だけ。
 コミュニティ入るのは一般でもできる(捨てアカが多い)
 (捨てアカ≒出会い用)

・マジック放送を見てる人は何が目的?
 テレビでしか見たことない。
 リアルタイムの受け答えのマジック見るの初めてという人が多い。
 でもそれがリピーターになってるわけではないと思う。(ネタ続けるの無理)
 「マジックを見たい」の人が見続けることは考えづらい。

・↑はやっぱり演じたい人が多いから?
 覚えたい人はいるから、そっちの需要は多い。

・放送では教えてるほうが多い?
 多い。ショーはやっていない。(30分もショーできない、というか考えるの面倒)
 一般的なマジッククラスタの人は雑談ついでにマジックやってる。
 でも、そーいうのやりたくない。(ファミレスで仲間同士でマジック見せ合うのは嫌だ)
 "雑談"というタグならともかく、"マジック"とするなら30分の枠でマジックやるべきと考えている。

・そぉてんさんにとってのニコ生とは?(情熱大陸風w)
 あってもなくても困らないものであるw
 あるんだったら使わないと損だから使えるうちは利用しようというスタンス
 今後もゆるゆると続けていきます。

・興味わいたので、今度やってみますw
 その時はリンク張りますw

・感想は?
 僕はづけづけと言ってしまうが、それが言える場所で話せて面白かった。

Ustはここで終了。このあとはTMSメンバの演技w

「TMSの集い」第五回

更新がすごく遅れましたが(ていうか今更なんですが)、「TMSの集い」第五回(2012/12/9)について更新。
↓は主催者(tozakip)のブログ。
http://tozablo.blogspot.jp/2012/12/tms_11.html

んで、以下は当日の内容の記録?(主催のtozakipとゲストのだいすけさんのやりとり)のようなものと僕の感想。
(矢印(→)とか#以降の記載が僕のコメントです。あまり整理されてませんが^^;)

■対談withだいすけさん2
会場での閲覧者は前回の6倍!!
日暮里サニーホールが狭くなってきたので次回以降はロフトプラスワンでやりたいw

<ソロライブ>
マジシャンが呼ばれていくのではなく、自分で看板を掲げて〜という活動。
昔はサーストンがやってたが、それ以外にやる人は有名なマジシャンしかいない
〜〜〜なお、放送トラブルで上記の内容はUstに聞こえてなかったです^^;〜〜〜

ソロライブは2回やった(といっても2回目は再演)。公演回数としては7回。

・ソロライブは大変そうなのに儲けが少なそうでは?
 自分の(日向大祐というパフォーマーとしての)アイデンティティのためにやった。
 バーやレストランで自分がしなくてもいい仕事をやるのではなく、自分で選ぶ。
 つまり、コモディティ化を避ける!
 長い目で見ると、よくない
 マジシャンだったら/ジャグラーだったら誰でもいい、という仕事は避けたい。
 マジシャンじゃなくて日向大祐を呼びたい、じゃないとだめ。
 →ビジネスの世界では大量生産大量消費から、自社なりの付加価値を出すべしという感じに価値観が変わってきてはいるのえ、この考えは正論だと思う。
  (もちろんビジネス書の考えにだいすけさんが影響されたのではなく、だいすけさん自身がパフォーマーとしてのあり方等について考えた結果だとは思うけど)

・シアトリカルマジックライブ
 シアトリカル=演技的な、シアターの意。
 マジックじゃない要素(パントマイム、演劇、インプロ)が沢山ある。
 いわゆる"マジックショー"じゃない演劇みたいな感じでやった。
 時間は80〜90分(ただしショーで扱った現象自体は(数えてみると)それほど多くない)
 FISM2009の後にマジックでやりたいことが自分の中で終わってしまった。
 2010年にレストランでやった。その後にもっと大きい箱でやりたいと思った。
 これでだめならマジックやめちゃおう、ぐらいの気持ちだった。
 客のうちマジシャンは1割。ノンマジシャンがほとんど。

・告知方法
 第1回は2回の公演で100人(50×2)ほしかった。
 友人に宣伝。
 第2回は5回公演なので250人は必要だった。
 フリーペーパーや折込チラシで、宣伝した。
 しかしこれは「実験」でもあった。
 "シアトリカルマジックライブ"という得体のしれないものを
 演劇のチラシと一緒に宣伝してどうなるかやってみたかった
 自分の考えていたことが、一般の人にも面白いと思ってもらえるということを手応えとして感じた。

・ある意味、第1回はできることを出し尽くしちゃうことだったと。第2回以降は難しいし大変では?
 今がその時期。色々と試行錯誤中。
 #締め切りを設定することで自分を追い込んでいる!?

・ソロライブとしているがソロライブへのこだわりはない
 台本かいて云々というのを自分でやってるだけで、自分以外の人の演出もやってみたい。
 #他人の手順を見ると、その人がてんぱるぐらいアイデアでるけど、
  自分の手順のときはそうもいかない。
  だからこそ、演出をやってみたい気もする。

アロマの利用
 無意識な伏線
 ディフューザー?を使ってアロマテラピストの人にも手伝ってもらった

・どれだけの人がライブに関わったか
 <本番いる人>
 マジシャン
 音響
 照明 ※山P
 映像
 会場(場内整理)
 会場設営
 ステハン(ステージハンズ)
 受付×2
 楽屋 ※アロマの人が兼任
 写真(スチール撮影)
 動画撮影
 <本番いない人>
 デザイナー
 作曲家
 全部で14人。ちょっとしたカンパニーみたいw
 
 実際問題として、一人は大変。
 F1でいえば、ドライバーは運転だけに集中したい。
 でも実際はタイヤ付け替えるとかもやってる。

 最初は山Pだけに相談してたが、直前に色々な人が必要と判明したというのが本音。

・色々と気を使ってパフォーマンスの質がおちる懸念は?
 もちろんあった。次回(2013年2月)は演技に集中する

・目標
 今はマジシャンが台本とか演出も兼ねている
 でも演出とかテクニカルアドバイザー(種のとことか)が他にほしかったりする。
 そしてそれは、次回公演では分業している

・マジシャンがなんでもやるのか?
 部品になれるマジシャンがほしい(by tozakip)
 でも、自分が一番云々ではなく
 ライブのアンケートではプラスの裏切られた、という意見が多くてよかった

・一般の人が如何に楽しめるショーを作れるか
 トランプ持ったりメモしてる人を相手に演じるのはだめだと思っている
 →少ない牌を奪い合う現状への疑問は正しいと思う。ビジネスの観点からも、奇術という芸の未来という意味においても。

・マジシャンに見せる? or 一般の人にみせる?(同業者・愛好家にウケる≠一般ウケでは?)
 メジャーな現象かどうかではなく、自分らしさが入ってるかが大事だと思う。
 自分なりの味付けはどこにあるか
 →(繰り返しになるけど)付加価値ってやつかなぁ。。。

 マジシャンのフランチャイズ化(tozaki造語)ではなく自分なりのテイストは必要
 次回公演は自分のオリジナルのネタはないし、そもそも自分のオリジナルのネタだけでショーを作れる人なんていない。

・組織運営の大変さは?一座の中でのポジションとかは?
 演出家がほかにいるとラクだなと感じることは多い(照明の指示出しとか大変だった)

・スタッフ間の温度差とかは?(作りこみから関わった人と当日の即席スタッフ(バイトみたいな感じ)の差とかは?)
 幸い、集まってくれたスタッフにいい人が多かった。

・スタッフとの良好な関係のコツ?のようなもの
 ML作って意識的に情報共有増やしたり、稽古に付き合ってもらうとか、
 音響・照明込みでの練習とか沢山した。

・お金についてw
 儲かりません(キリッ

 <tozakip試算 by 公開情報>
・収入
 客席:250人
 200(チケット(前売り))×3000円=600,000円
  50(当日)×3000円=175,000円
 合計:775,000円
・支出
 会場費:
 人件費:3×3×10,000(日当) ※ここはもっとかかってる。入江田君は自分でやってるからここが安い
 会場費:185,000+8,000
 チラシ代:20,000
 システム使用料(サイトとか):60,000
 備品代:50,000 ※実際はもっとかかってる
 打ち上げ:24,000

・利益
 338,000円と考えていた by tozakip ※某氏のソロライブはこのぐらいの黒字になってるかも!?
 しかし、実際はとんとんだった。 by 日向大祐氏
 (スタッフの数とか外注とか)
 収入の計算は大体合ってる。
 ただ、実際はもっと色々とかかっている。
 作曲してもらえば、その人に払えば使う権利は買える(普通に使うとJASRACに怒られる)
 演劇の世界では、チラシは2000枚配れば来る人は一人と言われている
 →実際のデータによる収入および支出の計算も収録後にやったのですが、まあ、ここは会場に足を運んだ人だけの特典ってことでw

・実験的要素たくさんだった
 再演で来るのか
 チラシ効果あるか
 マジックをわざわざ見に来るか
 などの実験要素が強かったので、赤字覚悟で結果的にトントンだった。
 クリエーターの佐藤きよさん(きよしさん?)が来てくれた。
 基本的には「マジックって何?」という人を呼びたい、というのがベースにあった。

・目標
 (実際にやるかは別として)1週間公演とかできたらいいかも

・今後について(商売にしていく?)
 儲けに徹しすぎるとよくない点(歪む点)もあるので、
 ライブに関しては見てくれた人が楽しんでもらえることを最優先している
 (もちろん、繰り替えすことでビジネスにつながる可能性はあるかもだけど)

・ミュージカルで演出で大成した友人
 ミュージカルという山は裾が広い。その中で、友人はプレーヤーではなく
 演出で目立てた。そうなると、自分の表現したいことできるようになったり
 役者のプロなんていない。マジシャンも一緒。
 しかし、手品界は山がない。ステップアップという概念ができていない。
 高さがないから、自分の山を築くしかない。
 オンリーワンの尖り方があれば目立つことや誰かに注目してもらえることはあるかも

・金稼ぐ=悪いこと?
 日本人はこう考えがちだが、継続のためには儲けは必要
 →企業の社会的責任ってものもありますよw
 ショーケースや広告媒体的なことも考えないと by tozakip

 大事なことは続けること。でないと認知されない。
 →色々な分野で当てはまることですね、はい。
  僕の畑でいえば、Rubyが一部で流行って最終的にIT系エンジニアに認知されるようになったのは続けたからだってMatz氏も言ってましたし。

・見てもらう&実験がメインならば、無料公演にして必要な金はどっかから持ってくるという発想は?
 お金を払うことで客は期待できる。
 CHARGEの意味は"料金"のほかに"責任"もある。
 「お金もらう≠儲けたい」であって「お金もらう=お金をとるだけの責任をとりますよ」である、
 と考えている(&自分にそれだけのプレッシャーかけてる)
 なので、無料公演は今のとこ考えてない
 →芸術に限らず、無料だと横柄な態度になる人っていますから、これは納得です。

・今はITの時代。ライブやってその映像を「販売します・中継します」は?
 やりたいとは思っている。
 前回の公演で6カメで撮影している。DVD製作どう?という意見はあったけど、
 チェックできてないのと「そもそも誰が買うの?」という気持ちがある。

 ゆくゆくはアーカイブ化したいとは思っている。ただ、自分は即興性がウリなので、ライブで見たほうがいいとは思っている。
 なお、現在進行中のネタとのこと。

・こーたろーさんのニコファーレ配信
 500円で視聴した24000人が視聴した
 「舞台ビジネスの限界=箱のキャパ」という意見あったけど、
 それからすれば、すごいこと。

なお、クロースアップマジックライブとは一言も言ってない。

・AKBの握手会
 コンテンツは握手
 AKBが30秒のマジックをひたすら見せまくるなら、30秒のマジックというコンテンツで東京ドームでマジックだってできる。
 →これは聞いていてなるほど!と思いました。
  この辺はTMSのメンバと別途議論していきたい議題だなと。

・マジックはやりつくされていない
 何かやれば真新しくなっちゃう。
 →これは感じるなぁ。他分野の知見とコラボするだけで真新しくなるのは、オーソドックスな(いかにもな)ネタをやる人ばかりなことの裏返しとも言えるのかな。

・次回の意気込みは?
 間に合うように頑張りますw
 今は「作曲・デザイン・ネタ集め」のフェーズ
 台本はまだ書いてない。直前に書きあがること多い。
 第1回では台本完成は3日前だった。
 そして「マジックを見に来る」ではない心積もりで来てくださいw
 前回・前々回はわりと王道だったが、今度は色物になります。

 次回タイトルはCollaegeです。(いつもタイトルが先になります)
 2/22〜2/24にAPOCシアターで開催
 マジックを見ない人を連れてきてほしい

・この業界で足りてないもの
 (手品に限らないが)客だと思っている(tozakip)
 ここは試行錯誤。(だいすけさん)
 パフォーマー側ができることは、自分の演技の質を上げること
 その先のビジネスなんかは考えていかないとだめではあるが。
 ということで、12/26に(平日だけど)八王子?で「パフォーマービジネスの未来」
 パフォーマーがパフォーマンス以外で金をとる
 →個人的にはありだと思う。
  (ていうかブログ更新がイベント終わってからなのは粗相でした^^;)

・対談終えてどう?
 この手の話題について話す場はあまりなかった。(daisuke)
 コンテンツになると思った(tozakip)
  映画はパンフ読むことでテンション上がったりイメージ膨らんだりするけど、
  似たようなことでコンテンツにしたくてやっている
 →毎回ゲストに対談終えての感想を聞いてるというが、僕は振られてないですww

・ソロライブが増えることはいいこと?
 喜ばしいこと。劇団なんて土日とかに同じ日に公演している。
 マジックはそこまでいってない。

・ソロライブ増えると思ったけど増えなかった(tozakip)
 最初の敷居の高さがあった。
 色々な人に手伝ってもらうことになるし。
 TMSはその辺をやってあげる団体にしたいと考えている。

 曲とかネタの元ネタを知ってる受付とかすごいw
 →居酒屋で酒に詳しいスタッフが多い店って好印象だけどね。

・一人の練習はつらいのでは?
 カラオケボックス使ってる
 一緒に練習する場とか考えたい(tozakip)
 しゃべりとかカツゼツでもったいない人も多い。
 →昔、JCMAアカデミーにてだいすけさん達と一緒に
  お互いの芸を研鑽してた時期があって、その時に僕はだいすけさんに
  活舌について指摘を頂いたのを思い出したw
  うーん、ここは改善できてないなぁ。。。

■その他
ホールに入って会場設営してから対談までの間って、結構グダグダしてるよね。まあ、あれはあれで楽しいのですが(ていうかあのまったり雰囲気が好きで楽しんでるけどw)、
終了後は帰宅(&翌日は仕事)ってことを振り返るとだらだら始めずに、もっと早く開始して早く終わらせませんか?>各位
終了後は皆と飯を食いながら喋るわけですが、飯を食いながらメンバで話し合う時間がもっとあると嬉しいかもです>tozakip

「TMSの集い」第四回

「TMSの集い」第四回に参加してきた。

以下、当日の内容の記録?のようなものと感想。(なお、矢印(→)とか#以降の記載が僕のコメント)


ゲストは日向大祐(ひゅうがだいすけ)さん。
詳細は以下。
http://www.daihewga.com/

■日向大祐について
マジックエアリスト
マジック+舞台+執筆+アプリ開発などをやってる
→インプロやお芝居というバックグラウンドがあるのがだいすけさんの特徴だと思う。

■プロマジシャンになった経緯
マジックやっていくうちに気づいたらプロマジシャンになってた(フィードインしてた?)
フルタイムでばりばり稼いでるわけじゃないという点でセミプロかもw
マジシャンの平均値は某Mさん(すべてがプロとしての"普通"にできている)
→"気づいたらなってた"という点は納得。
 どんな世界でも成功する人は、変な(姑息な)計算はしてない気がするので。

■劇場公演について
だいすけさんがよくやってる活動の一つ(2011/9に実施)
→これが他のマジシャンとだいすけさんの違い。
TMSとしては、ソロライブ増やしたいと考えている

自分のアインデンティティのためにソロライブを企画した。
生で、マジシャンばっかりじゃない、一般の人が来れるような公演をしたい。
でないと、ひゅうがだいすけらしさが出ないと思ったとのこと。

シアトリカル(劇場の、演劇の、という意味)が日向大祐らしさを出せると考えた。
劇場でしかできないこと->つるせること!!
 "リングとひも"(菅原さん作品)を電車のつり革でやってみた
 即興→その場でしか見れない、ライブ感ばりばりで評判よかった
 記憶術もやった
 テーマはretrace(記憶、思い出)

一般の方のリピーターとか愛好家の方も来てくれた(クリエーターの佐藤清さん?)も来てくれた
(客層はマジシャン2割、一般8割ぐらいだった)

・集客はどうやったか?
 友人に片っ端から連絡。あと、友人を誘ってくれる友人がいたのもよかった。
 ライブはなかなか埋まらない(ラスト1週間でギリギリに人が増えた。)
 という意味ではまだまだ。(スケジュール死守してもらえるぐらいにならないと駄目)

・マジックのコンベンション
 マジック界は内輪に頼りすぎ(客がいつも一緒)
 ミュージカルや落語みたいにメジャーになれてない
 一般の人がマジックを見られる場が少ないのがだめ
 マジシャンがそれに甘えてしまってるのでは?
 →興味深い。ビジネス的には、健全ではない市場になるのかも。。。
  既得権益云々は大げさだけど、色々とテコ入れしなきゃダメな時期になっているのかもしれないと思いました。

ライブの収支の話は次回。
#ぶっちゃけ、儲けはないらしい。。。
大事なことはちゃんと続けること。
→激しく同意でした。続けることの大事さは色々な畑で痛感してるので。

■場つなぎw
 だいすけさん「ケーキ好きなんだ?」→だいすけさんの娘さん「**からね」
 Nさんのお子様→乾燥したGを**したとのことw

以上。(今回は前編で、次回は後編ということで〜)

■次回予告
12月もだいすけさんがゲストw
次回の内容は以下、
・収支について
 夢(tozakip計算)と現実(だいすけさん計算)の差
・スタッフ側の不満について
・ライブをやる際の大変なこと
・一人でやることの限界
 マジシャンは一人で何でもやりすぎ。分業して何かに特化すべき
 マジシャンはマジックだけやるべき&そのための環境をどう作るか(前例を作っちゃえ)

■その他
配信において今回は機材トラブル?があったわけだけど、
終わってみるといい失敗だったのかなと思うなど。
安定運営するためにリスク分散というか保険の必要性を、
自分含めてコアメンバは痛感できたのかなぁと。
というか、今のような運営でいくなら、いつかは今回のようなことが起こっていたはず。
なので、後々に役立つ失敗を早い段階で経験できたってことでプラスに考えよう>関係者各位w